ほとんどの暗号資産(仮想通貨)は、より多くの利用者の獲得を目指して、日々激しい戦いを繰り広げています。

利用者が増えればその値段も上がり、運営者はもちろん、以前からその銘柄を保有していた人の利益にもつながることから、競争の発生は必然のことといえるかもしれません。

しかしながらそんな暗号資産(仮想通貨)の世界にあって、一人でも多い利用者を得るのではなく、他の銘柄との共存を目指して開発・運営を進めている存在が、ライトコインです。

では、ライトコインとは一体どのような暗号資産(仮想通貨)なのかを、ここでは見ていきたいと思います。

ライトコインの概要

ライトコインは、2011年に誕生した比較的古い暗号資産(仮想通貨)となります。その大部分のシステムはビットコインと共通していて、取引の際の承認時間のみビットコインの4倍の速さを持っています。

ライトコインは比較的高い人気を維持し続けており、時価総額は世界第十位以内をキープ、多くの暗号資産(仮想通貨)取引所での売買が可能な存在です。

ライトコインの特徴

そんなライトコインの特徴は、これまで一般的にビットコインの4倍の速さを持つ承認スピードであると言われてきました。ビットコインで決済をする際にはその承認に10分必要である一方、ライトコインでは2分半で良いため、買い物などの場面で通貨として用いることへの適性が極めて高いというものです。

しかしながら、暗号資産(仮想通貨)の開発が盛んになった現在ではライトコインよりもさらに速いスピードで取引が行える銘柄も増えており、もはやこれがライトコインの大きな特徴でありメリットであるとするのは難しくなってしまいました。

流通量の多さなどの面から、ネットショッピングなどで広く使われる基本通貨としての適性はまだまだ持っているものの、より利便性の高い他の暗号資産(仮想通貨)の追い上げを考えると決済に用いられる暗号資産(仮想通貨)として押しも押されもせぬ銘柄になることができるかどうかは微妙なところです。

一方で、冒頭でも少し触れた他の暗号資産(仮想通貨)と共存するという開発当初から続く変わらないライトコインの運営方針は、現在も極めて珍しいものとして大きな特徴になっています。

他の暗号資産(仮想通貨)と開発競争を繰り広げひとつでも多くの機能や利点を詰め込むのではなく、それぞれの良い部分を持ち寄ることで様々な暗号資産(仮想通貨)が循環する良い社会を作り上げる。

夢物語のように聞こえるかもしれませんが、アプリやゲームの開発ができる暗号資産(仮想通貨)や、契約を自動で仲介してくれる暗号資産(仮想通貨)、利用者同士が集まり様々なサービスを楽しめる暗号資産(仮想通貨)など、実に多彩な暗号資産(仮想通貨)がある今の世界では決して難しいことではありません。

ライトコインはそんな世界の中で、その比較的速い取引スピードを生かした決済分野や豊富な流通量による潤滑油的な存在として活躍し、機能が及ばない部分は他の暗号資産(仮想通貨)に舞台を譲ることで効率的な暗号資産(仮想通貨)ネットワークの形成を目指すと明言しています。

ちなみに、ライトコインのロゴは銀色ですが、ここにも暗号資産(仮想通貨)の世界で「金メダル」になるのではなく、他の銘柄を支える「銀メダル」になるという運営方針が反映されているのです。

このこともあって、ライトコインの値段は協力関係にある他の暗号資産(仮想通貨)の値動きに連動することがよくあります。ライトコインとは違った機能を持つ暗号資産(仮想通貨)の値段が上がることで、ライトコインへの期待も高まりその値段が上昇する傾向がある、この特性は投資をして稼ぐ際には大きなヒントになるかもしれません。

ライトコインの購入方法

ライトコインは、時価総額の順位が高い人気の暗号資産(仮想通貨)銘柄であることもあって、日本の取引所・海外の取引所どちらでも多くの会社においてその購入をすることが可能です。

ビットコイン以外の暗号資産(仮想通貨)、アルトコインであるため、数年前までは日本の取引所での取引手数料が高く、海外取引所の利用をお勧めされていましたが、現在では日本の取引所でもアルトコイン取引手数料の安さを掲げる会社が増えてきたため、海外取引所を利用しなければ損というような大きな差がつくことはなくなりました。

しかしながら、自分の資金を証拠金としてより大きな金額を借りて運用するライトコインのレバレッジ取引を日本で行える取引所はほとんどないため、ライトコインで一攫千金を狙いたいと考えているような場合には海外の取引所に口座を開設したほうが良いかもしれません。

ライトコインのまとめ

ここまで、暗号資産(仮想通貨)ライトコインの概要や特徴、購入方法などについて見てきました。

自分がトップになるのではなく、他の銘柄と一緒に暗号資産(仮想通貨)の世界を盛り上げていくという変わったスタンスを持つライトコイン。

自分がトップに近づくほど運営者にも沢山のお金が入ってくる暗号資産(仮想通貨)のシステムを考えると、ライトコインの考えがいかに特異的なものであるのか分かるのではないでしょうか。

この珍しい特徴から、自分が投資をしていてもしていなくとも、ライトコインはその動向に注目するだけの価値がある存在です。

ロゴ
画像の引用元:https://litecoin.com/en/
チャート
時価総額5,380億円
発行枚数6,100万枚
発行枚数上限8,400万枚
公式サイトhttps://litecoin.com/en/
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ライトコインの今後の将来性

2020年8月のライトコインの価格予想

今年の8月5日の19時20分に半減期を迎えたライトコイン。
その当日1万円を突破したもののその後冴えない状態が続きました。
そして今現在の価格は4700円台程度。
半減期から考えると価格が半減したような状態になっております。
マイニング報酬が半減し、価格も半減しているというかなり厳しい状態です。
これまで半減期で価格が大きく上昇していましたが、
ここ最近、半減期での価格上昇が期待できなくなってきているように思えます。
今現在冴えない価格のライトコインの2020年8月の価格予想は2700円程度ではないかと思っております。

最近暗号資産(仮想通貨)そのものの情勢があまりよろしくないのが実情です。
各種規制など含め淘汰されつつあるようにも感じております。
ある意味では破壊と創造が起こっているのが、
今現在のブロックチェーン業界ではないかなと思えます。

そしてライトコインはあまり動きが見えてこないというのが実情です。
開発者より、
プライバシーとスケーラビリティの改善を目指すプロトコル、
ミンブルウィンブル(MinbleWinble)をオプトインで導入する提案があったようです。
しかしながらその後ミンブルウィンブルが破られたというニュースも流れております。

他にもトロンの開発者、ジャスティン・サン氏よりウォーレン・バフェット氏との昼食会のゲストとして
ライトコインの創設者であるチャーリー・リー氏も呼ばれていましたが此方の方も延期後開催されておりません。

ライトコインの今年を振り返ると良い点があまり見当たらないというのが実情です。
2019年1月1日の価格が3476円です。
今年の最低価格は1月13日の3249円。その後各上昇が続き6月22日に15179円を付け後は下り坂といったところです。
半減期前に高値を付けて半減期後価格は下落し続けるというのをみるとマイニングに関してはかなり厳しい状態になってしまったといえます。
価格そのものも下がり続けマイニング報酬も半減とダブルパンチの状態です。

今後この状態が続くとライトコインは厳しい状態になっていくのではないかなと思っています。
価格下落などによりイーサリアムクラシックで開発資金の問題が起こったので
マイニング報酬の半減、そして価格の下落を考えるとライトコインも他人事ではない状態になってきているのではないかと思います。

現状見る限りメジャーなアルトコインに比べるとライトコインは陰に隠れて見えなくなってきており厳しい状態が続くと思います。

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