取引手数料に応じたトークンが貰える取引マイニング

最近になり、暗号資産(仮想通貨)の取引マイニングと呼ばれるものが一部の暗号資産(仮想通貨)ユーザーの間で話題に上るようになりました。暗号資産(仮想通貨)について少しでも勉強をしたことがある人ならば、取引マイニングという言葉を聞いて暗号資産(仮想通貨)の取引処理に参加して報酬を得るマイニングの一種なのではないかと考えたかもしれません。

しかし驚くことに、取引マイニングは一般的な暗号資産(仮想通貨)のマイニングとは異なる、全く新しい形の暗号資産(仮想通貨)の稼ぎ方なのです。ここでは、暗号資産(仮想通貨)の取引マイニングというものについて、その概要や特徴、やり方などを見ていきたいと思います。

取引マイニングの概要

暗号資産(仮想通貨)の取引マイニングは、暗号資産(仮想通貨)の一部の取引所で提供されているサービスです。

まず、暗号資産(仮想通貨)取引所では暗号資産(仮想通貨)の取引において取引額の何パーセントという取引手数料が定められています。

そのため、取引額に応じた手数料を利用者は暗号資産(仮想通貨)の売買をするたびに支払うことになるため、なるべく安い取引手数料の取引所が人気になるのが一般的です。

しかし、ここで取引マイニングというサービスが登場します。

これは、その支払った手数料に応じて取引所が発行しているトークンを受け取ることができるというものなのです。手数料が無くなるわけではありませんが、代わりにトークンをタダで貰えるため、それを売ることである程度手数料の損失を補うことができます。

また、すぐには売らずにトークンを貯めておき、その値段が上がったタイミングで売ることで、手数料で払った分以上に稼ぐことも夢ではありません。

払った取引手数料に応じたトークンが貰えるというユーザーには嬉しい取引マイニングのサービスですが、それを行っている取引所はどのような利点、目的があってこれを実施しているのでしょうか。

暗号資産(仮想通貨)取引所の数は日本国内だけに限ってもとても多く、その競争は大変盛んです。そして、大手の取引所が手数料無料などを打ち出していることから、資金力で劣る中小の新興暗号資産(仮想通貨)取引所が顧客獲得競争で勝つことは極めて難しくなっています。

手数料を無料にすることは体力がないことからとてもできないけれど、何とかして利用者を増やしたい、そんな取引所が行きついたのが、この取引マイニングというシステムになります。

トークンはその取引所が独自に発行できるため、いくら作ってもほとんど資金はかからないのです。取引所はしっかり手数料を貰いつつほとんどタダで作ったトークンを配れば良く、ユーザーはそのトークンが値上がりした場合の一獲千金が期待できる、どちらにとっても嬉しい状況を作り出してくれるのが、取引マイニングのポイントになります。

取引マイニングの特徴

取引マイニングの大きな特徴といえるのは、そのサービスが始まったばかりであり、取引所によって手数料に応じた貰えるトークンの量や額がまったく違うという点です。

サービスが始まってから数年程度経てば、ある程度の運用実績などが蓄積され取引所間での調整なども行われるため、みな同じような還元率に収束することが予想されます。

しかし少なくとも現在はそのような過去のデータがまったくないため、各取引所が独自の設定でサービスを展開しており、利用者の選択によってはほとんど損にしかならない場合から手数料が無料の取引所よりもさらにお得になるような場合まで、まさに玉石混合の状態なのです。

取引マイニングの行い方

2018年に入ってから本格的に運用が始まった取引マイニングですが、そのサービスを行っている取引所はすでにいくつもあります。

その中から還元率や貰えるトークンの種類など、稼げる、あるいは自分に合った取引所を選び、まずは取引所に口座開設を行いましょう。

どの取引所も基本的に個人情報を入力し、本人確認書類を送って確認が済んだら登録が完了という手順にかわりはないため、ひとつでも取引所の口座を作った経験がある人であればそれほど難しい部分はないはずです。

取引所への登録が完了したら、後はそこへ入金をして、暗号資産(仮想通貨)取引を行えば払った手数料に応じたトークンを受け取ることができます。

手数料を払えば払うほど貰えるトークンの量も増えるため、通常の取引所ではどうしても感じてしまう暗号資産(仮想通貨)取引で大きな額を動かすことへの忌避感が減り、大金でも売買を楽しむことが可能になるといったメリットも取引マイニングにはあるかもしれません。

まとめ

ここまで、暗号資産(仮想通貨)の取引マイニングについて書いてきました。

現在は取引マイニングが始まったばかりということもあり、特に多少損をしても新しいユーザーを沢山獲得したいと考えている取引所などでは、トークンを貰ってすぐ売るだけで得になるようななりふり構わない取引マイニングサービスを展開していることもあります。

その取引所で暗号資産(仮想通貨)取引をすればトークンの値動き関係なく稼げてしまうため、今が暗号資産(仮想通貨)の取引マイニングの始め時であることは間違いありません。

ぜひこの機会に、暗号資産(仮想通貨)の新しい稼ぎ方、取引マイニングを試してみてはいかがでしょうか。