物を買う、売る、といった基本的な形だけでなく、実に様々な用途で用いられるようになった暗号資産(仮想通貨)。

その進化はとどまることなく、遂にVRゲームのような最新分野にまで関与するようになりました。

ここでは、暗号資産(仮想通貨)のシステムを作って作られた、仮想の土地を資産として保有し楽しむゲーム、Decentraland(ディセントラランド)について、その概要や特徴、遊び方などを見ていきたいと思います。

Decentraland(ディセントラランド)の概要

Decentraland(ディセントラランド)は、2017年8月に公開された、暗号資産(仮想通貨)NAMAを使いプレイするVRゲームです。

プレイヤーはゲーム内の土地を、暗号資産(仮想通貨)を支払って購入し、自分の所有地にすることがます。

そしてその土地を使い、商売をはじめとするゲーム内コンテンツを楽しんでいくというゲーム設計です。

ただし現在のところゲームコンテンツは開発中であるため、土地を買う以外のことは行えません。

暗号資産(仮想通貨)VRゲームの堪能は、今後のアップデートに期待といえるでしょう。
ゲーム内で土地を買うための暗号資産(仮想通貨)、NAMAはバイナンスやビットトレックスなど、いくつかの海外暗号資産(仮想通貨)取引所で購入することが可能です。

ゲームのアップデートや利用者数の増加などによりNAMAの値段は大きく変動するため、単純にゲームをプレイする他、ゲームには触れずNAMAへの投資を行ってお金を増やすといった楽しみ方もできます。

Decentraland(ディセントラランド)の特徴

Decentraland(ディセントラランド)の特徴は、まず第一に暗号資産(仮想通貨)を使ったVRゲームであるという点が挙げられます。

専用のゴーグルのような装置を装着することで、まるで実際にその世界にいるような高い没入感を得ることができるVRゲーム。

コンシューマーゲームでこそある程度の数が発売され始めてはいますが、その開発には高いCG製作技術や専用のノウハウなどが必要となります。

なので、ブロックチェーン技術の利用によりデータを安全確実に保管できるというメリットはあるものの、キャラクターを集めるような収集ゲームが中心の暗号資産(仮想通貨)ゲームとはほとんど無縁の存在と考えられていました。

しかしこのゲームの開発が進めば、そのような前評判を覆すことになるでしょう。そして、暗号資産(仮想通貨)を用いることによるメリットとVR技術による高いゲーム性の融合したこれまでになかった新しい無力を持つ大作となり、多くの人から高い人気を集めるようなコンテンツになるはずです。

VR以外の特徴としては、ゲームの利用者数の増加により土地の値段が上がる、投資ゲームの側面も持っているという点があります。

Decentraland(ディセントラランド)において現在販売されている仮想世界の土地は、マップの中心部や大きな道路から離れるほど値段が安いのが特徴です。

これは、ゲームのコンテンツが増えた際に中心部や道路に面した土地ほど人が集まりやすく、ゲーム内での活動が有利に進むという想定による価格設定となっています。

しかし、中心から離れた土地であったとしても、全く人が訪れなかったり、人気がなく新しい買い手がつかなかったりというわけではありません。

異なる地域同士を結ぶ中継地になっていたり、細い道路が複数通っており移動に便利であったり、今後のユーザーの増加により価値が高くなる可能性のある土地というのは色々な場所に転がっています。

そんな土地たちの中から、自分が値上がりすると考える場所を値段の安い現在のうちに買っておき、値上がりを目指す。

まるで現実の不動産投資のようなことを、インターネットと暗号資産(仮想通貨)を使うことにより手軽かつ簡単に行えるのもDecentraland(ディセントラランド)の面白い点です。

Decentraland(ディセントラランド)の遊び方

現在Decentraland(ディセントラランド)でできることは土地を購入することのみであるため、VR技術を使い仮想の街を体験することやその中で店を開くようなことは今後に期待となっています。

なので、Decentraland(ディセントラランド)において今すぐに出来ることとしてはそれほど多くありません。

今後の値上がりが期待できるなるべく中心部に近い土地や、道路などが近く値段の割に利便性などが高い土地などを購入しておくことで、今後のアップデートでゲームのコンテンツが充実した際にはより有利にプレイを進めることが可能になるはずです。

Decentraland(ディセントラランド)のまとめ

ここまで、開発中の暗号資産(仮想通貨)VRゲーム、Decentraland(ディセントラランド)の概要や特徴、遊び方について見てきました。

未だ多くの機能が未実装であり、これからもしっかりと開発が進むのかと不安に感じる方は少なくないかもしれません。

しかしながらこのプロジェクトのスタートは2015年からとかなり古く、途中で大きな事件や問題を起こすことなくゆっくりとではありますが着実に成果を積み重ねてきたという実績があります。

暗号資産(仮想通貨)のVRゲーム自体過去にほとんど例を見ない存在であるため、その未来に期待をしたいと考える人は、ぜひDecentraland(ディセントラランド)に触れ、その一部を体験してみてはいかがでしょうか。

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