2026年2月9日更新(最新価格目安:約$70,777)
2026年2月上旬、暗号資産(仮想通貨)市場は急落後、わずか1〜2日で急反発しました。ビットコイン(BTC)は一時6万ドル近辺まで下落した後、7万ドル台を回復。値動きの大きさは、レバレッジ取引の清算を伴う「投げ売り局面」を想起させるものでした。
まず結論:今回の急反発は「安心」より「整理が必要」
反発は事実です。ただし、この局面は短期のショートカバー/清算後の戻りも混ざりやすく、「底打ち確定」と決めつけるより、条件分岐で観察するのが現実的です。
- 反発は事実だが、短期のショートカバー/清算後の戻りも混ざりやすい局面
- 株式(特にハイテク)との連動が強く、マクロ要因次第で再び振れやすい
- したがって今は「底打ち断定」より、**“どの条件なら上、どの条件なら下”**を決めて観察するのが現実的

何が起きた?急落→反発の時系列(要点)
2月5日:ビットコインが急落(リスクオフ+清算が加速)
ビットコインは2月5日前後に24年11月以来の安値圏(一時$60,000近辺)まで下落。1日の下落率は15%超で、FTX破綻以来の規模。レバレッジの解消(強制清算)が下落を増幅し、市場心理が一気に悪化。

2月6日:ビットコインが反発し7万ドル回復
翌日以降、急速に買い戻され、一時$71,000台超へ。ハイテク株や貴金属の反発が「リスク回避の一服」につながり、需給改善で上昇が加速。
暗号資産市場全体への影響
ビットコインだけでなく、主要アルトコインも同時に大きく下落しました。
- ビットコイン(BTC):年初来で大幅下落
- イーサリアム(ETH):ビットコイン以上の下落率を記録
- 暗号資産市場の時価総額:過去数か月のピークから大きく減少

この動きは、暗号資産市場が依然として「高リスク資産」として認識されていることを改めて浮き彫りにしました。
急落を招いた3つの主因
1)金融政策を巡る不透明感
次期FRB議長人事など、金融政策の見通しが市場の金利観・流動性期待に影響。リスク資産全体のボラティリティを高めた。
2)ハイテク株の連鎖下落
AI関連銘柄を中心としたナスダック調整が、暗号資産にも波及。リスク資産としての連動性が顕著。
3)レバレッジ取引の崩壊
過度なレバレッジが積み上がり、価格下落→清算→さらなる下落の悪循環が発生。
専門家の見方:底打ちか、それとも一時的反発か
市場の見方は大きく二極化しています。
楽観的な見方
- 今回の急落は「セリングクライマックス(売り切り)」に近い
- 大きな下落後には、歴史的に反発局面が訪れてきた
- 中長期的には再び回復サイクルに入る可能性がある
X民の声(ポジティブ・HODL派)
※以下はX上の個人の意見であり、投資判断の根拠としては「参考情報」に留めるのが安全です。
「今回の暴落で押さえておきたいのはビットコインは暴落の後に⇒暴騰をみせてきたということです。…暴落後は絶好のチャンスであり…今が買い時。」(@btc10year_hodl)
「すごくいい空気感だな。…絶望と悲観こそが種まきシーズン。肯定されて誰もが強気になる無敵モードのほうが気持ち悪い。ここで振る舞いで将来が決まる。」(@0AKnAVU5iNHNYa1)
「短期:上下しながらも反発狙いの相場になりやすい…長期:ボラは高いが上昇トレンド継続期待」(@jigen_Bitcoin_9)
慎重な見方
- 現在の反発は需給調整と心理の揺り戻しにすぎない
- マクロ環境次第では、再び大きな下落が起こり得る
- 本格的な回復には時間がかかる可能性が高い
X民の声(慎重・ネガティブ派)
「ビットコインがサポートを割り、投げ売りとなっています。…含み損拡大の上、増資計画とん挫懸念」(@USurasara)
「人間には恐怖心理があるから、下げる時は上げる時よりも、はるかに早い。…今年は下げの年に当てはまる。」(@KM80955005)
「さよならビットコイン?…下落が止まりません。…市場は完全に『底』を見失っているのか?」(@596)
X民のリアル反応まとめ
日本語圏では「暴落チャンス!HODL継続」「まだ降伏モードで怖い」「マクロ次第でレンジか再下落か」の声が混在。恐怖指数が極端に低い局面では、押し目買い派と警戒派の二極化が起きやすい点にも注意が必要です。
今後の注目ポイント(短期・中長期)
短期(今週〜数週間)
- $70,000台を維持できるか(維持=反発継続の条件になりやすい)
- 株式市場の動向との連動性
- ボラティリティの沈静化有無
中長期
- マクロ経済環境の変化
- 規制動向と機関投資家の姿勢
- 過去の大暴落後と同様の回復サイクルに入るかどうか

よくある質問(FAQ)
Q. 今回の反発で「底打ち確定」ですか?
A. 断定は難しいです。急落後はショートカバーや清算一巡で戻りやすい一方、材料次第で再び下振れもしやすい局面です。
Q. なぜ株が上がるとビットコインも戻るの?
A. 暗号資産が「リスク資産」として扱われやすく、ハイテク株のセンチメント改善が波及しやすいからです。
Q. 初心者がいま気をつけることは?
A. 価格の上下に一喜一憂するより、ボラティリティ前提で「想定外の下落でも耐えられる範囲」に抑えることが重要です。
まとめ
今回の暗号資産市場の急落と急反発は、高ボラティリティ市場の本質を改めて示しました。
短期的な反発が見られる一方で、底打ちを断定するには依然として不確実性が高く、慎重な判断が求められる局面です。
X民の声からもわかるように、市場心理は極端に揺れています。価格の動きだけでなく、背景にある金融環境や市場心理を冷静に見極めることが、今後の暗号資産市場を理解するうえで重要となります。
免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、投資助言ではありません。暗号資産は価格変動が非常に大きく、高いリスクを伴います。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。
参考文献リンク集
※本文中にリンクを散らさず、最後にまとめました。
- Reuters(2026/2/5)Bitcoin急落・暗号資産市場時価総額減少の報道
https://www.reuters.com/business/bitcoin-slumps-with-key-70000-level-sight-2026-02-05/ - Investopedia(2026年2月)“crypto winter”文脈の解説
https://www.investopedia.com/bitcoin-s-price-drops-below-usd67-000-welcome-to-2026-s-crypto-winter-mstr-11900072 - TradingView:BTCUSD(ビットコイン価格チャート)
https://www.tradingview.com/symbols/BTCUSD/ - TradingView:TOTAL(暗号資産・総時価総額チャート)
https://www.tradingview.com/symbols/TOTAL/ - CoinMarketCap:Bitcoin(BTC)価格・時価総額
https://coinmarketcap.com/currencies/bitcoin/ - Alternative.me:Crypto Fear & Greed Index(恐怖と強欲指数)
https://alternative.me/crypto/fear-and-greed-index/