つい先日ですがビットポイントで不正流出事件がありました。
大きく取り上げられていたのでかなり人が目や耳にしたことがあると思います。

まずこのビットポイントですが、2018年6月22日より関東財務局より、
資金決済に関する法律第63条の16の規定に基づき、暗号資産(仮想通貨)交換業の適切かつ確実な遂行のために
業務の運営に必要な措置を講じるように業務改善命令を受けていました。

2018年7月23日に業務改善命令計画を提出して、2019年6月28日に業務改善命令の報告業務解除になった矢先の7月12日に暗号資産(仮想通貨)の不正流出が確認されました。

おおよそ2週間程度で業務改善命令の報告業務解除からの
不正流出で金融庁はメンツをつぶされた感じになるかもしれません。
ビットコインの下落時でもありタイミングも悪かったとも思えます。

さてこの不正流出ですが、不正流出があったのはビットコイン、
ビットコインキャッシュ、イーサリアム、ライトコイン、リップルの全5通貨であり、被害総額は30.28億円。
そのうち顧客預かり分が20.6億円であるようです。
ビットポイントを使われている方は分かると思いますが、取り扱い通貨は少ないので全ての通貨が被害にあったといえます。
他にも同じ取引所システムを使った海外の取引所も不正流出しているようです。
こちらもしかるべき対応を行うようです。

まず被害をみてみると、顧客数の全体の半分近くに当たる約5万人に上るようです。
しかしながらかなり早い対応で、既に流出相当分は調達されているようです。
公式による対応方針によると、【サービスの再開に合わせて、お客様からの請求により払い戻しをするなど、可及的速やかにしかるべき対応をさせていただきます。】となっております。

文章的に含みはありますが、現物調達済みそして既に保有しているのはピットポイントを使って被害にあったかもしれない方にはかなり朗報であるといえます。

ビットポイントと同じシステムを使っているのはBITPoint香港と思われます。
豐智會計及顧問有限公司と設立した合弁会社のようですが、主要株主として豐智會計及顧問有限公司 60%
、株式会社ビットポイントジャパン40%になっているようです。

不正流出ですが、コールドウォレットで管理されている通貨及び法定通貨は不正流出していないようです。
不正流出したのはホットウォレットであり、ホットウォレットの秘密鍵を管理するウォレットサーバーが不正アクセスを受けた可能性が高く、秘密鍵の窃取・不正使用されたものと考えているようです。

まだ原因究明されていませんが、不正流出はどのように起こったのかがとても興味惹かれる物だと思って思っております。

ビットポイント(BITPoint)の特徴や評判