非常に厳しいマイニング情勢
11月14日よりビットコインが大下落を初めて現在41万付近の値段をつけております。
71万円台より30万ほど下落して一時期40万を割り込むという事態になりました。
特に暗号資産(仮想通貨)(ビットコインなど)のマイニングは非常に厳しい状態になっています。
国内外含め良いニュースがありません。
国内では、GMOインターネットは12月25日に暗号資産(仮想通貨)のマイニング事業に関して約355億円の特別損失を計上したとのニュースが流れました。
自社でのマイニングと、マイニングマシンの開発・製造・販売事業の2つを展開していました。
自社マイニング事業は2017年の12月にGMOインターネット子会社でスイス法人のGMO-Z.com Switzerland AGとその傘下の外国法人2社にてマイニングセンターの運営を開始、暗号資産(仮想通貨)の値段の下落や想定以上のグローバルハッシュレートの上昇で収益性が悪化により今回に至ったようです。
ただマイニング事業は統括法人として継続するようです。
マイニングマシン関連事業では自社開発マイニングマシンGMOマイナーB2を手掛けていましたが、マイニングマシン市場は販売価格が下落。
外部販売で回収することは困難と判断し、開発・製造・販売を中止することにしたようです。
今後このマイニングマシンの開発・製造・販売事業は今後実施をしないようです。
マイニング事業では外国法人2社が保有する事業用資産につき見積もり将来キャッシュフローの現在の価値を算定した結果として約115億円の損失を計上しスイス法人撤退に伴う子会社の株式売却損などで、個別決算にて約140億円の損失を計上。
マイニングマシンの開発・製造・販売事業では債権譲渡損約175億円、貸倒引当金繰入約35億円を含む約240億円を特別損失として計上しております。
また続くように国内では、DMMグループ傘下のDMMビットコインが石川県の金沢の大規模マイニングファームの運用事業から撤退する事になりました。
一昨年の9月にマイニング事業への参入を表明して、実際昨年の2月よりマイニングファームの運営をしていたのですが、つい先日撤退という流れになったようです。
昨年の9月時点にはすでに撤退を決めていたようです。
昨年の11月5日に発表された官報の決算公告ではDMMビットコインの18年3月期の営業損益が3.19憶円の赤字でであったようです。
昨年の2月といえばどんどん下落していった時期でもあり、この後はずっと値段は右肩下がりで、今の値段では暗号資産(仮想通貨)のマイニングにかかる電気代すら厳しい状態になっております。
国外では世界最大のマイニング企業ビットメインが大量解雇を計画しているようです。
ビットメインの本業はASICチップやハードウェア事業なのですが、マイニングプール事業の方に従業員の2割を置くのは非効率であるとのことです。
さらに韓国でも70〜80%のマイニングファームが稼働停止、倒産したりしているようです。
暗号資産(仮想通貨)に関してもイーサリアムクラッシックの開発会社の一つが当面の操業停止や、GPUチップメーカーのNvidiaも暗号事業の不調のニュースが出ています。
昨年の今頃は200万に届くほどのお値段でした。そして今は41万台です。
凡そですが1/4から1/5になってしまっています。
収益が上がらないどころかマイニングする機種によっては電気代で大赤字の状態です。
今暗号資産(仮想通貨)に関わる情勢はとても厳しい状態であるといえます。
ただ他の投資資産の株や為替含めとても厳しい状態になりつつあり、暗号資産(仮想通貨)が新しい資産クラスになればとても面白いなと思っています。
世の中の流れ的にこの流れが途切れることはないと思っています。
増え続ける暗号資産(仮想通貨)ATM、キャッシュレス化含めようやく始まるかもしれない状態になってきたように思えます。